私は学校が嫌いだった。
「○○だから嫌い」など強い信念があったわけではない。「何で嫌いなの?」と問われても明確な答えは自分でもわからない。
勉強は嫌いだった。出来なかったし。だから余計に学校が嫌いになったのかも知れない。
「数学性腹痛」「国語性頭痛」「小テスト性悪寒」「音楽性睡魔」・・・などとにかく嫌いだった。
ただ、これらは私自身の勉強不足が原因であり学校や教育が悪い訳ではない。
ただ、今、大人(オジサン)になっても理解できないことがある。
「遅刻をしてはいない」とか「忘れ物をしてはいけない」などは大人になって必要な事だろう。
いまの学校の校則がどういったものか詳細はわからないが、理解不能なものがいくつもあるだろう。
給食を残してははいけない。食べるまで帰ってはいけない。
「ん?」と大人になって特に思う。私も小学生のとき、居残り給食をした記憶がある。クラスは午後の掃除をするために机の上に椅子を上げてクラスの後ろに下げるなか、自分は食べたくもない給食をもって困っていた。しかも、埃がフワフワと踊っているではないか!!
こういった思いをした人は、私以外の多くの人が経験したことがあると思う。この「残しちゃダメ」運動。
食べ物を粗末にしてはいけない・・・という考えは私も同感である。しかし、本人が嫌いな物、もしくは体調不良でその日たまたま食べれなくても、この「運動」のせいで残すことは許されない。
ちょっと待って!!大人も残してますよ!!
しかもその理由は「嫌い」とか「アレルギー」とかではなくて・・
「お腹が空いていたから食べれると思ったけど満腹になったから」・・なんて。
ちょっとー!!どうなってるのー!!
大人は自分達が出来ないことを平然と子供達に押し付け「お前が悪い」と言い放つ。
私が今、小学生に戻っても「好き」にはなれないかもね。